みなさんごきげんよう
ラウドパークでのお勤めが終わり本日大阪で単独ライヴを行うジーンシモンズ・バンド
全く便乗するつもりはありませんが駆け出しの頃の彼に焦点を当てて
キッスのセカンドアルバム=「地獄の叫び」を取り上げてみたいと思います![]()

1974年10月22日発売
最高位全米100位でしたが’77年にはゴールド・ディスクに輝いています
タイトルに「地獄のさけび」・ジャケット下部に「力(=チカラ)」
メンバーの名前は英語表記と並んで
「ジイン・シモンズ」「ポール・スタンリィ」「ピータ・クリース」「エース・フューリ」と
カタカナでの表記せれているのは有名。
この有名なジャケット・デザインは
ノーマン・シーフというジャパニーズ・アニメマニアが手がけたそうで、
わが国におけるキッスの「地獄」シリーズは
彼の発想にレコード会社がヒントを得たのかも知れません![]()

では一曲づつ聴いてみましょう♪
因みに別ver.ジャケなんてのも存在します★
A面
1.Got To Choose (3:54) / Paul Stanley
ライヴ盤「地獄の狂獣」(=以下アライヴ)・A面3曲目にも入っています。
ヴォーカルはポールでミディアムテンポの平均的な出来。
何故か「リヴェンジ」の"Unholy"まではポールがリードヴォーカルの曲をアタマに持ってくると。
2.Parasite (3:01) / Ace Frehley
アライヴのB面2曲目収録。ヴォーカルはジーン。エースは唄に自信がなかったそう。
ギター・ベース・ヴォーカルが束になってユニゾンで畳み掛ける激しいHRナンバー。
アンスラックスもカヴァーしています♪
3.Goin’ Blind (3;36) / Gene Simmons,Stephen Coronel
ジーン一世一代の名バラード!イントロのベースも効果的ですし、
曲全体に漂う哀感というかキッスには珍しく哲学的な印象を受けます。
"Unplugged"で再演されていますね♪
4.Hotter Than Hell (3:31) / Stanley
これもアライヴ収録。ヴォーカルはポールで
ライヴではファイアーハウスとメドレーになっているというか、ジーン火吹きの序曲みたい^^
5.Let Me Go Rock And Roll (2:14) / Simmons,Stanley
このアルバム唯一のポールとジーンの共作。
アライヴの占め曲でライヴではかなりの長尺になっています。
初期のファンなんで、あの構成は良かったかなと。。
伝説の初来日を捉えたヤング・ミュージックショウver.
・・・
B面に行きましょう♪
1.All The Way (3:18) / Simmons
ヴォーカルもジーン。ピーターがカウベル叩いたりしてアクセントを加えています。
2.Watchin’ You (3:43) / Simmons
ジーンがヴォーカルでアライヴC面1曲目を飾るいかにもなヘヴィなナンバー。
ドスが効いていますね。
3.Mainline (3:50) / Stanley
ポール作でピーターが唄っています。ノリも軽快♪
4.Comin’ Home (2:37) / Stanley,Frehley
後のポールのソロアルバムに入ってもいいような明るい曲。
例の"Unplugged"の1曲目でした♪
ギターソロはありませんが最後の軽い転調が気が効いているかな~なんて(笑)
5.Strange Ways (3:18) / Frehley
エースが書いてピーターが唄うという珍らしいパターン。
非常にヘヴィな曲でエースのソロも極端なチョーキング癖が出ていて素晴らしい!
・・・
一聴して
ポール色が弱くジーンがメイン、
そしてエースの貢献度が高い重みのあるアルバムだと思います。
ファーストとサードが比較的軽めな音質で
チャックベリー的なリフを随所に用いているのに比べて
重いリフメインの楽曲が多い今作は
ジーンと陰ながらエースが張り切った珍しいアルバム![]()

1974年当時のライヴ![]()

ド初期の迫力が伝わりますね、生で観てみたいです![]()
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