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Channel: 化石ロック兄ちゃんの熱く語れ☆
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ボブ・ディランで思い出す映画=「イージー・ライダー」。

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みなさんごきげんよう
サブカルチャーの大家、そしてボブ・ディラン研究家
として知られるみうらじゅん氏の収集癖には恐れ入る
ディランのレコードをブートでは飽き足らず
各国の公式盤、それも品番違いのLP・シングルを
全て集めんと一枚数十万円を叩いて買いあさるそう
国内盤でも再発モノは品番が異なる点に注目、
全く同じ音源であるにも関わらずフライングゲット(笑)
彼の漫画「アイアン・ディティ」が映画化された際
主題歌として”ライク・ア・ローリング・ストーン”の使用許可をディラン本人から得たという逸話には驚いた



私事ではありますが入院直後の先月13日、
携帯ラジオで”ボブ・ディラン、ノーベル文学賞受賞”を知った時
心から喜んだものです
「ブロンド・オン・ブロンド」までは日常的に良く聴くという
たいして熱心なファンではありませんが

高校一年の時に貸しレコード店で借りた「グレイテスト・ヒッツ」を聴いて

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”時代は変わるんだ!”

返すがてら電車の中で歌詞カードを再度読みながら確信した記憶は未だに鮮明です

・・・

授業~を抜け出してぇ~~一人で出かけた~~~

情報誌・ぴあで知った「イージー・ライダー」のリバイバル上映
それこそ単位がヤバかった一限だけ出席、
高校2年の時新宿に観に行きました

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1969年のアメリカを表したアメリカン・ニューシネマの名作、
という謳い文句は居場所のないボクにとっては打ってつけでしたネ

衝撃的なオープニング


この動画だけで記事一本いけますが
腕時計を投げ捨て”ボーン・トゥ・ビー・ワイルド”、
これだけ高揚感をもたらすオープニングシーンはないでしょう

順調な旅立ちだったにも関わらずいろんな災難が続きます
代表的なのが田舎町のレストランにおけるこのシーン


途中から道中に加わった弁護士=ジャック・ニコルソンとヨソ者二人を
快く思わない地元保安官と農夫、そして熱い眼差しを送る女のコたち

途中で夜襲を受けた三人のうちジャックは撲殺されてしまいます
失意の中、更に旅を続ける二人に悲劇的な末路が待ち受けていました


「県境辺りで片付けてやる」・・・予告通りにまずビリーが撃たれ
星条旗をあしらった革ジャンを被せヘルメットを捨て
彼の命を救わんとマシンを飛ばすキャプテン・アメリカはまたしても無残に撃たれ
眩いばかりに輝いていたハーレーが宙に舞う。。

子供心に”これがアメリカなんだ、理想の「自由の国」じゃないンだな。”
と思い映画館を後にしました
「オレ撃つ方にはならないぞ。」そう言いきかせながら総武線に乗っていましたね

今のアメリカに警鐘を鳴らしているような映画だと思いますよ


つい熱くなってしまいましたが本題に繋がるのはラストシーンで流れる2曲

制作側はディランに”It’s Alright, Ma”の原曲をエンディングに使いたいと要望したら
試写を視た彼はそれを弟子筋にあたるロジャーに歌うように
そして”Ballad Of Easy Rider”をロジャーに作らせエンディングに置くよう
アドバイスしたらしい・・・「映画の内容が暗くなるから」という理由だそうだが
そういう映画なんだから仕方ないだろう、とボクは今でも思っています。

ロジャー並びにバーズの起用は彼の前向きな思考だったのでしょうか?


ディランは12月10日の授賞式を欠席するそうですが
受賞してからの一ヶ月、ここまで世間を騒がせた責任はどうなるのでしょうか
ZEPの例の盗作訴訟騒動と並んで
自分のアイデンティティを揺さぶる二大事件となってしまいましたよ


そんなことを昨晩考えていてふと目についたのが
例のピコ太郎=PPAPのメタルVer.


なんだコレ!(爆)
年末の話題一掃のPPAPですから流行語大賞とったりして

あれだけ流れていた「風に吹かれて」も泣いているというか
寒風に漂っているような気がしますね


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